テムズ川のクジラ救出作戦
日本ではライブドアとホリエモン逮捕の騒動で、テレビや新聞は大騒ぎのようですが、
イギリスでこの週末に新聞をにぎわせていたのは、テムズ川に突如現れたクジラの話題です。
このクジラ、先週突然ロンドンのテムズ川に姿を現しました。
もちろん、クジラなんているはずのない川ですから、みんなビックリ!
最初に見つけて通報した人は、「頭おかしいんじゃないの?」って思われたはずです。
でも、本当にいたのです。
先週土曜日の新聞の1面には、クジラが勢いよく潮を吹いている写真が掲載され、
テムズ川にはたくさんの見物人が押し寄せました。
ただ、悲しくて残念なことに、翌日日曜日の新聞の見出しは、
このクジラが死亡してしまったニュースが・・・
このクジラを何とか海に返してあげようとしたレスキュー団体が、
いろいろと考えた末にクジラをまずは船に乗せ、川を下り海まで行き、
そこで放してあげようと考え、実行したのです。
船に乗せるまではうまくいったものの、その夜船の上で急に容態が悪くなり、
痙攣を起こして死亡してしまったと書いてありました。
原因はいろいろと推測で書かれていましたが、
まず第一に、テムズ川にいる段階からすでに怪我をしていて、
かなり弱っていたのではないかということ。
そして、無理に船に乗せたことで、ストレスがかかったのではないか?
とも書かれていました。
私はこの一連のニュースを見て、2つの疑問を感じました。
まず第一に、クジラを海に返すのに、船に乗せて連れて行く以外に方法がなかったのかな?ということ。船に乗せるまでの写真を見ると、確かにかなりのストレスになりそうな方法でした。クジラの体をビニールシートで包み、それをクレーンで持ち上げて、船に乗せるというものです。何も知らないクジラは、こんなことをされたことがないでしょうから、
それはそれは驚いて、相当な恐怖も感じていたかもしれません。
この方法以外に、例えば餌などでクジラを海まで誘導することはできなかったのかなぁ~?などど、クジラの素人である私は、考えてしまったのでした。
クジラを船に乗せるまでの写真は、こちらで見られます。
そして、あまり新聞では議論されていないことですが、もうひとつの疑問は、
どうしてクジラがテムズ川を上ってロンドンまで来てしまったんだろう?ということ。
たまたま迷い込んでしまったから?病気などで方向感覚がなくなってしまったから?
それとも海にいられない理由があったから?
実は、捕鯨をめぐる問題で日本はイギリスなどの動物保護団体から
かなり非難を受けています。
このクジラのニュースが流れてからも、
「日本人はこのニュースにあまり関心がない」などと批判めいた記事が
新聞に載せられていたりして
(実際はライブドアのニュースが大きすぎて
記事を載せるスペースがないだけではないか?と思うのですが・・)
イギリス(の一部の人)はクジラを通じて日本に対し特殊な感情を
抱えているのは事実です。
今回のことで、イギリス人も日本人も
クジラについて、もう一度よく考えてみるのはいいことかもしれません。
私も、もう少しクジラのことを勉強してみたくなりました。
死んでしまったクジラが、安らかに天国にいけることを祈っています。
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