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2008年1月23日 (水)

年明け早々・・・

明けましておめでとうございます。というには、かなり遅いですが、
2008年をテムズ川に上がる華やかな花火と共に迎えました。

そして年明け早々、大学の授業がありました。
今回のテーマは、動物の幸福について。
これは、私のサイトでも何回も取り上げているテーマです。
人間が思っている幸せ=動物が思っている幸せ、とは限りません。
では、動物の幸せっていったい何だろう?
そもそも動物は幸せを感じるのでしょうか?
講義は、この基本の部分から始まりました。

飼い主は勝手に自分の物差しで、
犬や猫の幸せを考えてしまいがちです。
実は、よかれと思ってやっていることが、
彼らの迷惑になっていることだってあるはずなのに・・・。

講義の途中で犬に洋服を着せることについて議論になりました。
イギリスでは服を着た犬はめったに見ませんが、
それでもロンドンなどの都市部で、たまーに見かけるようになりました。
クラスからは、
「毛のある犬に服を着せてどうするんだ」
「あれは飼い主の自己満足に過ぎない」
「犬は服を着たいなんて思っていない。犬にとっては迷惑な話だ。」
という辛らつな意見が次々と・・
私は服を着せて「かわい~い♡」と言っている人の気持ちもわからないではないです。
でも、それってやっぱり人間が満足するためのもので、
犬は幸せではないのでしょうかね?
服を着てようが着ていまいが、あまり気にしない犬だっているはずですから、
そういう犬は、服を着て飼い主がかわいいがってくれるなら、
それでうれしいと思うこともあるかもしれないし・・・
きっとクラスのみんなは、東京に来たら
服を着た犬の数の多さにびっくりするだろうなって思ってしまいました。

さて、そんな感じで講義は進み、
最終日はアメリカのシェルター(犬猫の保護施設)
の仕事を撮影したビデオを見て、意見を出し合いました。
アメリカも捨て猫・ノラ猫の数が多いようで、
このシェルターも、常にいっぱいの状態の様子。
ビデオを見た後の話し合いの課題は、
シェルターにいる猫たち、そしてそれを取り巻く人々
(飼えなくなって手放す人、貰い受ける人、そして働く人)の幸せについてです。
ケージの中の猫たちがどんな事を感じているのか、
そこで働く人はどんな思いで働いているのか、
手放す人はどんな気持なのかなどなど・・・。
見るのが辛かったのは、保護できない猫を安楽死するシーン。
ここでは、病気で治療にかなりの費用がかかる猫や、
保護したノラ猫で、とても里親が見つかりそうにないくらい攻撃的な猫などを、
安楽死しているのだそうです。
極力死なせない努力をしているとは思うのですが、
預かれる猫の数にも限りがあるのが現実。
私は、ノラ猫を捕まえて安楽死するぐらいなら、
去勢(避妊)してまたノラに返してあげる方がいいのに・・と思いましたが・・
そうすると伝染病が蔓延するなどの問題も出てきて、
結局、飼われている猫たちが自由に外に出られなくなるということになると考えると、
いったいどの猫の幸せを考えて、どの猫が犠牲になるんだ?
とますます難しい問題になってきます。

動物の幸せという課題は、これが正しいという答えがないだけに、
みんながそれぞれに意見を出し合い、
話し合いを続けていくことが大切なんだと感じた授業でした。

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