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2008年3月29日 (土)

サラ先生の1日実践講習会

日本からドッグトレーナーになるための専門学校の生徒さんが
イギリス研修にやって来ました。
ちょうどその頃イギリス最大のドッグショー「クラフト」が開かれていたので、
その見学も兼ねて、イギリスの犬事情やトレーニングに直接触れる
貴重な機会となりました。
そのうちの1日は、私の恩師でもある
サラ・ホワイトヘッド先生のドッグトレーニングの実践講習会があり、
私はスーパーバイザーとして参加してきました。
会場はロンドンから車で1時間弱の小さな村にある
RSPCAのレスキューセンタ―の講義室。
ここは、サラ先生が毎週ドッグスクールを開いている場所でもあります。
センターには里親募集中の犬たちがいて、
問題行動のために飼い主が飼えなくなって手放した犬たちには、
RSPCAのスタッフとサラ先生がトレーニングもしています。

講習会のタイトルは「スピーク・ドッグ!」犬と会話をしようというものです。
人間の会話は主に言葉によって成り立つのに対し、
犬は主に匂いと体の動き(ボディーランゲージ)で相手と会話します。
犬の言葉を理解し、人間の言いたいことを犬にわかりやすく伝えることが、
家庭犬のトレーニングの目的となります。
1日コースでは、犬のボディーランゲージの理解と
クリッカートレーニングで犬にわかりやすく人間の気持ちを伝えることを学びました。

RSPCAの犬舎にいる犬を撮影したビデオを見ながら、
この犬がどういうことを表現しているのかを話し合う時間や、
実際に犬舎に行って犬を観察し、それを報告しあう時間、
そして最後は、1頭ずつ犬を連れてきて、犬の性格や行動パターンを理解し、
それに合わせてトレーニングをする時間もあり、
1日はあっという間に過ぎて行きました。

サラ先生は、講習会で学ぶことの目標を生徒さんたち自らに提示させ、
それにそって問題提起をし、
その問題に対し、また生徒さん自身が答えを見つけて行くという方法で、
生徒さんを目標達成に近づけていきました。
まさに、クリッカートレーニングと同じように、生徒さんたちが自分で考え、
自分から行動する形で、1日の講習会は終了したのです。

私もお手伝いをしながらいろんなことを学びました。
きっと生徒さんたちもたくさんのことを学んだことでしょう。
この経験が日本で大いに役立つことを願っています。

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