2006年1月 7日 (土)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

今年から今までのDiaryに代わり、
「つれづれ日記」というカテゴリーでDiaryをスタートさせることになりました。
今までのDiary同様、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、新しい年明け。皆さんどう過ごされましたか?
キリスト教徒の多いここイギリスでは、
お正月よりもクリスマスの方がお祝いムードが高いのですが、
そのクリスマス休暇を利用して、私たち家族は
スコットランドのエジンバラという街に行ってきました。

もともとロンドンなどがあるイングランドとスコットランドは別々の国だった歴史があります。
スコットランド王国という国の名残が、エジンバラにもたくさん残っていました。
特に印象的だったのは、丘の上にそびえるエジンバラ城です。
雄大なこのお城から街を眺めると、
まるで自分がスコットランドの王様になったような気分に浸れます。

エジンバラ城のお土産ショップにたくさんの犬の絵が表紙になった本が売られていました。興味を持って見てみると、これはスコットランド版「忠犬ハチ公物語」だとわかりました。犬の名は「ボビー」。スコットランドにあるスカイ島出身の「スカイテリア」という犬種だそうです。このボビー君はエジンバラに実在していた犬(らしい)で、
飼い主のジョンさんが亡くなった後、彼が埋葬されているお墓のそばを離れず、
死ぬまでそのお墓で暮らしていたのだとか・・
その飼い主を慕う姿がエジンバラの人々の心を打ち、
ボビー君は街中のアイドルとなり、物語は今も語り継がれているのだそうです。

そして、なんと、ボビー君のお墓は、主人のジョンさんと同じ墓地にあり、
さらにその墓地の近くにボビー君の銅像もあるというらしい・・・
まさに、渋谷のハチ公の像のようです!
これは見に行かない手はないと、さっそく観光マップをよ~く探してみると、
街のはずれに銅像があるとのマークが!
寒さも忘れ、「忠犬ボビー」に会いに行きました。

Cimg1191

写真をクリックしたら拡大画像が見られます。

どうです?
凛々しい顔でしょう?
ボビー君とジョンさんのお墓参りもして帰って来ました。
歴史ある街で語り継がれている忠犬ボビーのお話。
イギリスの犬の話のレパートリーがまたひとつ増えて、
うれしくなったクリスマスでした。

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2006年1月24日 (火)

テムズ川のクジラ救出作戦

日本ではライブドアとホリエモン逮捕の騒動で、テレビや新聞は大騒ぎのようですが、
イギリスでこの週末に新聞をにぎわせていたのは、テムズ川に突如現れたクジラの話題です。
このクジラ、先週突然ロンドンのテムズ川に姿を現しました。
もちろん、クジラなんているはずのない川ですから、みんなビックリ!
最初に見つけて通報した人は、「頭おかしいんじゃないの?」って思われたはずです。
でも、本当にいたのです。
先週土曜日の新聞の1面には、クジラが勢いよく潮を吹いている写真が掲載され、
テムズ川にはたくさんの見物人が押し寄せました。

ただ、悲しくて残念なことに、翌日日曜日の新聞の見出しは、
このクジラが死亡してしまったニュースが・・・
このクジラを何とか海に返してあげようとしたレスキュー団体が、
いろいろと考えた末にクジラをまずは船に乗せ、川を下り海まで行き、
そこで放してあげようと考え、実行したのです。
船に乗せるまではうまくいったものの、その夜船の上で急に容態が悪くなり、
痙攣を起こして死亡してしまったと書いてありました。
原因はいろいろと推測で書かれていましたが、
まず第一に、テムズ川にいる段階からすでに怪我をしていて、
かなり弱っていたのではないかということ。
そして、無理に船に乗せたことで、ストレスがかかったのではないか?
とも書かれていました。

私はこの一連のニュースを見て、2つの疑問を感じました。
まず第一に、クジラを海に返すのに、船に乗せて連れて行く以外に方法がなかったのかな?ということ。船に乗せるまでの写真を見ると、確かにかなりのストレスになりそうな方法でした。クジラの体をビニールシートで包み、それをクレーンで持ち上げて、船に乗せるというものです。何も知らないクジラは、こんなことをされたことがないでしょうから、
それはそれは驚いて、相当な恐怖も感じていたかもしれません。
この方法以外に、例えば餌などでクジラを海まで誘導することはできなかったのかなぁ~?などど、クジラの素人である私は、考えてしまったのでした。
クジラを船に乗せるまでの写真は、
こちらで見られます。

そして、あまり新聞では議論されていないことですが、もうひとつの疑問は、
どうしてクジラがテムズ川を上ってロンドンまで来てしまったんだろう?ということ。
たまたま迷い込んでしまったから?病気などで方向感覚がなくなってしまったから?
それとも海にいられない理由があったから?

実は、捕鯨をめぐる問題で日本はイギリスなどの動物保護団体から
かなり非難を受けています。
このクジラのニュースが流れてからも、
「日本人はこのニュースにあまり関心がない」などと批判めいた記事が
新聞に載せられていたりして
(実際はライブドアのニュースが大きすぎて
記事を載せるスペースがないだけではないか?と思うのですが・・)
イギリス(の一部の人)はクジラを通じて日本に対し特殊な感情を
抱えているのは事実です。

今回のことで、イギリス人も日本人も
クジラについて、もう一度よく考えてみるのはいいことかもしれません。
私も、もう少しクジラのことを勉強してみたくなりました。

死んでしまったクジラが、安らかに天国にいけることを祈っています。

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2006年1月25日 (水)

鍼治療の番組

今日、BBC2でとても面白い番組をやっていました。
BBCはときどきこういった科学番組を放送してくれるので、
大変勉強になります。

年末は虫の世界を追ったドキュメンタリー、
「Life in the undergrowth」というのを放送していて、
息子と2人でテレビの前に釘づけになってしまいました。
この
番組のビデオが見られるので、
興味のある人は1度見てみてください。
自然界の不思議さに息を呑むと同時に、
カメラワークの素晴らしさに感動するはずです。

今日放送したのは、
「Alternative Medicine」について検証した番組です。
この番組の感想は、
「犬猫の心と病気のお話」に書いてありますので、
ぜひお読みください。

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2006年2月 5日 (日)

雑種ブーム?

最近イギリスの犬事情でちょっとしたブームが見られるようになったようです。
各新聞がその話題を取り上げているのですが、
今日もサンデータイムズという日曜誌にこの話題が載っていました。
そのブームというのは・・・
このごろ変わった雑種犬を飼う人が増えているというもの。

代表的なのは、「パグル」です。
これはビーグルとパグの雑種で、
なんでもハリウッドスターが飼っていることから有名になったんだとか・・
この話Medivetのスタッフ休憩室でも話題になって、
受付の人はハムステッドヒースでこのパグルを実際に見たと言います。
新聞には写真も載っていて、耳はビーグル、鼻はパグといった風に、
見事にミックスされていて、体はパグのように小さめなのが特徴らしいです。

ラブラドールレトリバーとプードルの雑種、
「ラブラドゥードル」というのはかなり前から知られていて、
MedivetやPetsenseのパピークラスに来たこともあります。
こちらの方は見た目、ほぼスタンダードサイズのプードルですが、
顔をよく見るとラブっぽい丸い鼻と目をしています。
新聞には他に、ダルメシアンとボーダーコリーの雑種の写真や、
「コッカプー」、「ペカプー」、「シェパドゥードル」、
「ブルマティアン」、「ラブラディンガー」などの名前が挙げられていました。
(何の雑種だかわかりますか?)

こういった雑種犬にはメリットがあります。
それぞれのいいところがうまくかけ合わされば、
純血種より比較的丈夫で性格のよい、扱いやすい犬になるということです。
でも、気をつけなければならないのは、お互いの悪い部分
(これはもちろん人間にとって不都合な部分ということで、
犬には何も悪いところはないのですが)が合わさってしまうと、
問題行動や遺伝が関係した病気がさらに多くなってしまう可能性があります。

例えばパグル・・・
もし、ビーグルの「よく吠える」という習性を引き継いだ、
鼻の短いパグ顔の子犬が生まれたとします。
ちょっとしたことですぐに興奮して吠えてなかなか止まらない犬、
しかも鼻の短い犬だったとしたら、
その行動が長く
続いた場合、気管など呼吸器系の障害が出やすくなり、
悪くすれば呼吸困難に陥ることもあるでしょう。
交配する時は純血種同様、またはそれ以上に慎重に、
親の性格、遺伝的病気などをよく見て、
健康で性格のよい犬を交配させる必要があるということでしょう。
やっぱり素人が下手にかけ合せるのではなく、
十分な知識を持ったプロのブリーダーが交配するべきだと思います。

それと、この雑種ブーム、もうひとつあまり歓迎されない点があるようです。
それは純血種に比べてレアだということで、
子犬の値段がかなり高い場合があるのだとか・・。
でもちょっと待ってください・・!?雑種ですよ!
血統書つかないんですよね?
イギリスのケンネルクラブに新しい犬種として登録されるためには、
それなりに時間と手間が必要なのですから、
それまではやっぱりどんなユニークな犬種名がついていても、
残念ながらやっぱり雑種ってことになってしまいます。
だから、純血種より値段がつりあがる理由がないのでは?
こういった犬を宣伝している人たちの中には、
犬をブランド物に例えて、
「マークジェィコブスとルイヴィトンのバックをミックスさせたような
素敵なバッグを買うようなもの」と言っている人もいるそうです。
(1個で2度お得ってことかなぁ?)
タイムズの記事の最後は、
イギリスのチャリティー団体、「ドッグトラスト」の人のコメントで
締めくくられていました。
「犬はファッションアクセサリーではありません。
彼らは生き物なのです」
今後のこのブーム、どうなっていくのでしょうか?

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2006年2月 9日 (木)

ドラマみたいなお話

今日はフォーグル先生の息子のベン君のお話です。

息子といってももう32歳のベン君は、
お父さんと同じ獣医さんにはならずに、
現在TVプレゼンター(司会などをするタレントさん)のお仕事をしているのですが、

彼はすごい勇気あるチャレンジャーで、昨年末からオリンピックチャンピオンの
ジェームズさんと2人で、
なんと手漕ぎボートで大西洋横断にチャレンジしたのです。
アトランティック・ロウリング・レースに参加した2人は、
スペインのカナリー諸島から49日間かけて大西洋を渡り、
カリブの島、アンティグアに到着したのでした。
この間にベン君は大波に飲まれて、大海に放り出されるという危険な目にも会ったそう。

ちょうど出発前の準備期間の頃に、
私はフォーグル先生の病院に見学に行っていたので、
出発前の息子の様子などを先生からいろいろと聞かされていました。
ものすごい冒険なのに、特に心配する様子もない先生。
さすが、大物は何事にも動じないのだなと感心してしまいました。

大西洋2535マイルを手漕ぎボートで横断するなんて、スケールの大きな挑戦。
身近にこんなロマンのあることをしている人がいると思うと、
何だか私も便乗してわくわくしてしまったのでした。

先週、パピークラスの後に動物病院を訪ねるとフォーグル先生がいたので、
「息子さんは無事大西洋横断を終えたそうですね。

おめでとうございます!」と言うと、
「実はゴールした時は僕もカリブ海まで彼に会いに行ったんだ。
その時の写真があるから見せてあげよう。」

とアルバムを持ってきてくれました。

顔中にひげを生やしたベン君が、

到着地で待っていた先生や奥さんと抱き合うシーンなどの写真があって、

見ていた私も胸がジーンとしてしまいました。

それだけではありません。

さらに感動的な出来事があったことを教えてくれた先生。

抱き合う写真の中にベン君の彼女の姿があったのですが、

なんと彼はゴールインした直後、この彼女にプロポーズし、

彼女ももちろんOKしたというのです。

お~テレビドラマのような展開!!

なんてロマンティックなんでしょう。

これは一生忘れられない思い出になりそうですね。

それにしても、ドラマの世界を現実でやるなんて、

すごいなーと思いながら、私もそのおこぼれで感動をいただいちゃって、

何だか得した気分でした。

実は2人は、

ベン君がハイドパークでラブラドールのインカちゃんを

散歩させている時に出会ったのだとか・・

なんと、出会いには犬がひと役買っていたんですねぇ~。

どうぞいつまでもお幸せに!

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2006年2月13日 (月)

忠犬ボビー物語

今年はじめの日記で、エジンバラに旅行に行った時、
現地で有名な忠犬ボビー君の銅像があったというお話を書きましたが、
なんと、この「忠犬ボビー物語」が映画化されて、
今週、イギリスで封切になったのです。
映画化の話があったなんて、
エジンバラに行った時はぜんぜん知らなかったのでびっくりしましたが、
実はこのお話は、以前にも映画になったことがあるのだそうです。

実在したボビー君はスカイテリアだったようですが、
映画ではウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアがボビー君を演じています。
(一説によれば、ボビー君はスカイテリアではなく
ウエスティーだったという説もあるとか・・)
イギリスの愛犬雑誌にも、この映画の撮影の様子が載っていました。
ウエスティーを使ったのには訳があって、
スカイテリアはグレー(黒っぽい)色なのでカメラ映えしない、
ウエスティーは白なので、はっきり映るというのが理由にひとつらしいです。

でも、せっかくの白い毛並みですが、
エジンバラの丘や大草原、そして雨に濡れた街を走り回っているうちに、
黒く汚れてしまっていた・・・という新聞の意地悪な批評もあったりして、
前評判はまあまあといったところ・・・
この映画は小学生ぐらいの子供向けのお話に仕上がっているようです。

でも、せっかくエジンバラで銅像を見てお墓参りをしてきたことだし、
ぜひぜひ見に行かなくちゃ!
日本で封切されることがあったら、見に行ってみてくださいね。
昔のスコットランドの様子が分かると思いますよ。

映画の公式サイトはこちらです。
予告編も見られます。

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2006年2月23日 (木)

びっくりプレゼント

毎週水曜日のペットセンスのパピークラス。
いろんな子犬たちがやって来ますが、先週新しく来たのは、
めずらしい秋田犬の子犬でした。
毛がふさふさとして、洋犬には見られない高貴なたたずまいに、
同じクラスにいた他の飼い主さんたちは感嘆の声を漏らします。
ところが、当の秋田犬の飼い主さん
(20代後半ぐらいのモデルみたいに細くてきれいな女性)は、
なんだか悩みを抱えているような暗い表情でトレーニングに参加しています。
犬もそれに気がついているのか、はたまた秋田犬の持っている
独立心旺盛な性格のせいか、
なかなか言うことを聞かず、トレーニングが思うように進みません。

心配になってコレットや他のトレーナーがかわるがわる助けに入り、
アドバイスをしていると、ますます不安そうな顔になってしまいました。

1時間のレッスンが終わり、飼い主はさっそくコレットのところに
個人的に質問にやってきました。
長い長い話し合いの中で、こんな会話が飛び出しました。

「実は、この子犬は私の誕生日の日に、
友人から贈られたバースデー・プレゼントなんです。」

「しかも、私は犬が欲しいなんて言ったことは全くなくて、
友達が私をびっくりさせようとして、誕生日までナイショにしていたの。
バースデー・サプライズだったの。」

イギリスではよく、“サプライズ・プレゼント”という企画をするのです。
これは誕生日や記念日に行われるもので、
本人には全くナイショで用意をし、
当日にびっくりさせるという趣向のもの。
「オーマイガー!!!」といって、本人がびっくりするというシーンを、
テレビでもよく見たことがあります。

びっくりした分、もらった感動も大きいということらしいですが、
本人の意思を確かめていないで用意するため、

中には、「え~なにこれ~」(いらないという意味)というプレゼントもあるはず・・・
それが、この秋田犬の子犬だったというわけです。
でも、そうはいっても子犬ですし、生き物ですから、
いらないからじゃあ交換だとか、捨てるとか、使わないとかいうことができません。
彼女が悩んでいたのは、これが原因だったのです。

しかもよりによって秋田犬です。
これがチワワとかヨーキーとかだったら、まだ飼いやすかったかもしれません。
(それでも、私は子犬をプレゼントとして、人にあげることはよいことだとは思いませんが)
体が大きくなる上に、トレーニングも難しく、
下手をすればものすごく攻撃的になってしまうかもしれないこの犬種では、
彼女の悩みも相当なものでしょう。
プレゼントする方はとってもめずらしい犬種だから、
なおさらびっくりするだろうと思ったのでしょうが、
あまりにも短絡的で安易な考え方です。


この女性の偉いところは、子犬の飼い主になって責任を感じ、
パピークラスにやって来たことです。
でも、本人がこれからこの犬と何年も一緒に暮らすことに、
大きな不安を感じているので、
今後どうすればよいのかを、真剣に考えていかなくてはいけません。

とりあえず、誰かの助けが必要だろうということで、
一緒にクラスでトレーナーをしているイングリッドが、
個人レッスンを請け負うことになりました。

今日のクラスにはこの犬はやって来ませんでした。
イングリットから事情を聞くと、
なんとこの飼い主さん、もっと悪いことに、
フルタイムでお仕事をしていて、日中はほとんど家に
いないので、
子犬の面倒が見られないのだそう・・・
仕方なくイングリットが日中預かって面倒を見ることになったらしいのですが、
プロである彼女もこの犬のトレーニングにはかなり手こずっているらしいです。

秋田犬って日本では、熊と戦うことができるほどの
強い犬として知られていますよね。
だから、強い警戒心や攻撃的な性格はもともと持っているもので、
トレーニングで人間に従順な犬にするには、
飼い主の努力が必要です。
日本ではほとんど
外で飼われてきた犬だと思うので、
それほど攻撃性が大きな問題にならないのかもしれませんが、
この犬を家庭犬、愛玩犬として家の中で飼おうと思ったら、
それは大変なことでしょう。
この犬を飼うことに前向きで、犬を愛している人にしかできないことだと思います。
問題は、この飼い主がどれだけ「びっくりプレゼント」のこの犬を
愛することができるかにかかっています。



渋谷の忠犬ハチ公は秋田犬だったそうです。
主人の帰りを何年も待っていた忠実な犬になったのは、
死んだ飼い主の犬への深い愛情があったからでしょう。
ハチ公も秋田犬の持ち前の強い独立心と他の人になつかない警戒心、
そして他人の言う事を聞きいれない断固とした意思があったからこそ、
何年も1頭だけで、渋谷駅の前で主人の帰りを
待っていられたのだろうと思います。
(そうでなければ、新しい飼い主にすぐに慣れて、可愛がられているうちに、
元の飼い主の記憶は薄くなってしまうはずですものね)

この子犬がどんな風に成長していくのか、
楽しみではありますが、やはり心配も大きいです。

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2006年3月17日 (金)

Cruftsに行ってきました

毎年恒例のイギリス最大のドッグショーCruftsが今年もバーミンガムで開かれ、

私も行ってきました。

今年のCruftsは特別に楽しみなことがありました。

それは、私がロンドンで知り合った友人、みみさんの愛犬、

ノーリッチテリアのチェルシーちゃんが、ショーにエントリーしたからです!

みみさんを応援するべく、テリアのショーがある金曜日(3月10日)に

ゆきこさん(一緒にコレットのパピークラスで働いている日本人)

バーミンガムに向かいました。

会場で、トレーニングを通して知り合った

黒ラブメンディーちゃんの飼い主のえりさん、

えりさんの犬友でウエスティーを飼っているRoloさんと会い、

みみさんとチェルシーちゃんの出番を待ちます。

結果は3位入賞。みみさん、チェルシーちゃん、おめでとう!

このショーの様子はみみさんえりさん、そしてRoloさんのブログに

写真入で詳しくレポートされていますので、どうぞご覧ください。

さて、私のCruftsでのもうひとつの楽しみは、

普段は忙しくてなかなか会えない

ドッグトレーナーさんやカウンセラーさんたちに会うことです。

私が勉強したCOAPE(応用ペット行動学センター)で講師をしていて、

私の恩師であるピーター・ネビルさんは、

Cruftsでは毎年ドッグフォードメーカーのブースにいて、

しつけ相談をしたり、講義をしたりしています。

今年もこのブースに行くと、上のほうからピーターの声がする・・・?

そうです、スピーカーから彼の声が聞こえたのです。

その声をたどると、ブース特設の舞台になつかしのピーターの姿が・・

ちょうど観客に向けて、やさしい犬の行動学の講義をしているところでした。

彼にそっと手を振ると、いつもの笑顔で答えてくれました。

講義の途中、彼の教え子ということで、

突然マイクを向けられて焦ったりもしましたが、

それが終わると2人でひさびさの再会を喜び合いました。

別の場所では、先日見学に行った

カンパニー・オブ・アニマルスがブースを出していて、

社長のロジャーさんがお客さんにコングやハルティの説明をしていました。

忙しい合間を縫って私に挨拶をしてくれたロジャーですが、

実は最近日本に行ったことを話してくれました。

日本のペット事情(横浜に行ったらしい)を見てきて、

ペットショップなどの実態を見て、

少なからずカルチャーショックを受けたようでしたが、

「僕がペット事情をもっとよくするための助けになればいいなと思っている」

とのお言葉。

今年の夏にもまた日本に行く予定があるそうです。

また、KABA.ちゃんや珠緒ちゃんと共演するのかしらん?

次は本屋さんのブースに行き、

トレーニングや犬の行動学の最新本やDVDをたくさん購入。

実はCruftsにはこういった犬の本を扱った本屋さんのブースがいくつかあり、

品揃えも充実しています。英国の家庭犬トレーナー協会が監修した、

Teach Yourself シリーズの「ドッグトレーニング」の本が、

ごく最近発売されたのですが、これがなかなか読みやすくて分かりやすい!

もともとこのTeach Yourself シリーズは、日本の新書みたいなもので、

初心者向けに分かりやすく書かれているのですが、

Kind,Fair,and Effective(やさしくて、公平で、効果がある)

モットーの家庭犬トレーナー協会ならではの、温かみのある文章。

私も飼い主さんとの会話の時のお手本にしたいです。

DVDはクリッカートレーニング物を購入しました。

さっそく見て、クリッカーの極意を極めなくては!

途中、BBC(英国放送協会)のスタジオ前を通りかかりました。

今回のCruftsの様子は、毎日ゴールデンタイムにBBCで放送されています。

その総合司会が、先日この日記でも紹介した

フォーグル先生の息子のベン君です。

翌日土曜日(11日)の放送では、

何とパパさんのブルースとベン君の共演が見られたんですよ。

メガネをかけた彼は、なかなかハンサム(これって言い方古いですか?

今はイケメンっていうの?)

なんだかファンになってしまいそうです。でも、もう結婚するんですよね・・

最後の締めくくりは、Cruftsの主催をしている

英国ケンネルクラブのブースです。

ここには、このCruftsの招待券をくださった、

ドッグトレーナーのスゥー・エバンスさんがいます。

彼女は現在、ケンネルクラブ公認トレーナー養成スキーム(コース)を運営していて、

1日中このブースで、その説明や

ケンネルクラブのトレーナー部門の質問に答えていたそうです。

「もう説明のし過ぎで、声が枯れちゃったわ」なんて言いながらも、

ニコニコとしていました。

実は今度の5月から、このスゥーさんと一緒に

パピークラスのお仕事をすることになりました。

今からそれがすごく楽しみです。

また、そのことはこのつれづれ日記にUPしていきますので、

どうぞお楽しみに!

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2006年4月 1日 (土)

王立獣医カレッジの行動クリニック

ロンドンから北に約30分向かった、ハートフォードシャー県に、ロンドン大学付属王立獣医カレッジ(Royal Veterinary College)があります。

この大学の付属病院であるクイーン・マザー・ホスピタルは、内科、外科、整形外科、皮膚科などの合計11の専門外来があり、全て一般動物病院の紹介でやって来る症例を診察しています。

この専門外来のひとつに行動治療科があります。今週はこの行動治療科の診察の見学に行ってきました。

診察をしているのはジョン・ボーエン先生。彼は獣医師でもあり、今は行動治療を専門にしています。

行動学のコースやセミナーなどの講師もしていて、何度か教わったこともあります。

また去年は、ロンドンの一般病院での行動カウンセリングの様子を見学させてもらいましたが、大学病院での診察を見るのは初めて。かなりワクワクして出かけました。

クイーン・マザー・ホスピタルはさすが大学病院だけあって、建物も大きいし、待合室もすごく広い。人間の中規模の病院と変わらないほどの大きさです。受付の人の対応もプロという感じ。

待合室で診察の始まるのを待っていると、そこにベルジャン・シェパードを連れた夫婦がやって来ました。時間があったのでちょっと話しかけてみると、「この犬はねぇ、とっても臆病なんだ。外で会う犬たちが大嫌いでね。それに家に来るお客さんに噛み付こうとしたこともあるんだよ」というお話。なるほど、どうやら今日の最初の患者さんのようです。すごく可愛がっているようで、いろいろと話を聞かせてくれました。

そうこうしているうちにジョン先生が来て、まずは私が診察室へ呼ばれました。

軽く打ち合わせをした後、クライアントさんが呼ばれました。部屋に入ってきた夫婦は私を見てびっくり。「いやぁ~この人にもういろいろと話を聞いてもらったよ」なんて冗談を言いながら、診察が始まりました。

診察は部屋の中と外の広い芝生のスペースを使い、約1時間半~2時間かけて行われます。

飼い主の話をじっくり聞き、いろんな情報を集め、問題行動の原因を探り、トレーニングを含めた行動修正プログラムの説明をして終了です。

ジョン先生の診察や説明の仕方は、さすが獣医さんだけあってとても論理的、かつわかりやすい。

獣医学と行動学の知識の両方を完璧に備えた、彼の行動治療のアプローチの仕方は今の私の一番の理想なんです。だから勉強になること、お手本にしたいことがいっぱいでした。

この日の診察は全部で3件。

2件目は外に出て他の犬を見ると吠え始めて、いったん始めると止められないコッカースパニエル。お昼を挟んで3件目はひどい膀胱炎になって、その検査と治療を始めたころから、1人でお留守番させるとすごく吠えるようになって、近所から苦情が来て飼い主がほとほと困ってしまったグレイハウンドのケースでした。

大学病院での診察だからかどうかはわかりませんが、見ていて気がついたのは、行動カウンセリングやトレーニングのアドバイスを受けるのが、今日が初めてではない人ばかりでした。みんな、トレーナーさんに相談したり、スクールに通ったり、はたまた別の行動カウンセラーのアドバイスを受けていたりと手を尽くし、でも結局よくならなくてジョン先生のところに来たという人たちで、

それを承知した上でひとつひとつ問題を紐解くようにして考え、よい解決法を考えていくのはさすがです。

もうひとつの特徴は、彼が今回見たどのケースにも、精神安定剤の使用を勧めていた事。でも毎日飲み続けるのではなく、緊急時に使うということです。

それは、今日来た3頭のうち2頭が不安や恐怖、過去のトラウマが原因と思われるケースだったこと、そして残りの1頭は膀胱炎の痛みや不快感が関係しているけれども、それが不安につながっている可能性があるケースだったからです。恐怖や不安、精神的ダメージが大きすぎて、犬がそれを乗り越えることができないほどパニックしてしまった場合に、頓服のような感じでお薬を使った方が、犬が楽になれてトレーニングがスムーズにいくのです。もちろん、いつもどんなケースにもお薬を処方するということではないのですが、トレーニングや生活改善と組み合わせ、臨機応変に使っていくという方法も、すごくお手本になりました。

今回の収穫はそれだけではありません。

私がMedivetで診ているケースについても、いろいろとアドバイスをいただきました。

特に猫のテッド君の問題についてでしたが、このことは犬猫の心と病気のお話に書きますね。

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2006年4月20日 (木)

日本に一時帰国

この時期イギリスではイースターホリデーという長い休みがあり、
これを利用して日本に一時帰国してきました。
10日ほどの滞在でしたが、ちょうど桜がきれいに咲いていて、
十分に花見も楽しんできました。
短い日程の中で日本にいる友達とおいしいものを食べに行き、
大学の先生や学生さんたちに会ってお互いに情報交換をしたりして、
忙しいながらもとても有意義な日々を過ごしました。

イギリスに帰る前日、時間ができたので上野の国立博物館まで足を運びました。
ちょうどここで日本の天台宗の特別展が開かれていて、
滅多に見ることのできない貴重な仏像などが見ることができるということでした。
日本のお寺を巡る時間はないけれども、
これなら日本の文化と芸術に触れることができると思い見に行ったのです。
印象的だったというか、改めて日本とイギリスの違いを感じたのは、その宗教観です。

イースターといえばキリストの復活をお祝いするお祭り。
そう、多くのイギリス人が信仰するキリスト教では、
神はただひとつのものであり、イエス・キリストはその神の教えを守り伝える人でした。
日本の宗教はそれとは対照的に、神道、仏教と様々な神様や仏様が存在します。
展覧会の会場にも、たくさんの違う仏様の像や絵巻が展示されていました。
キリスト教会でこんなにたくさんの神様の像を見ることはありません。
つまり複数の神・仏を信じる日本人と、
唯一絶対の神を信じるイギリス人には
大きな信仰の違いがあるということを再認識したのです。

日本人はある意味とても懐が深く、全てを受け入れることができる民族、
言い換えればあの仏様にもこの神様にもすがって救ってもらいたいと思う、
とっても欲張りな人たちだと言えるかもしれません。
物事を多角的に捉える事ができると言ってもよいかもしれません。
あれもよい、これもよい、あれもしてほしい、この願いもかなえてほしい・・・
そんな民衆の願いや希望が多くの神や仏を信仰することになったのでしょう。
ありとあらゆるものに神や仏が宿る。全てがありがたい。全てが大切。
広い心とそしてどんなものも受け入れることができるのが、
日本人のとてもよいところなのではないかと思いました。

一緒に見学に行った息子が面白いことを言いました。
ある仏像を見て、「この仏様は、アフリカ人に似ているね」と言ったのです。
それを聞いた私はおかしくてつい吹き出してしまったものの、
よく考えるととても面白い発見であることに気がつきました。
そういえば仏様の顔はどこの国の人かはっきりとはわからない
微妙な顔つきと表情をしています。それはつまり国や人種を超え、
どんな気持ちを持っていても、どんな暮らしをしていても、
そしてどんな願いでさえも受け止めて、
世界中の人のみならず、おそらくは動物や植物をも救ってくれる
ありがたい存在なのではないでしょうか?
もちろん、仏教の世界も様々で、厳格な規則や戒律もある宗派もあるでしょうし、
突き詰めようと思ったら厳しい修行を積まなくていけないものもあるでしょう。
でも、そうでなくてもふと街角で出会った神様や仏様、
そして木々や石などの自然に手を合わせるだけでも
救われた気持ちになることも確かです。
ありがたいと思えるのです。
そんな気持ちが持てる日本人の素晴らしさを改めて感じたのでした。

上野の後は話題の秋葉原に行ってみました。
駅前には今流行り(?)のメイドさんがたくさんならんでいたり、
たくさんのパソコン、電化製品や、DVDなどのソフトがこれでもかというくらいたくさん売られている上に、ここもあそこも人・人・人・・・・・。
大人も子供も楽しめるまるでおもちゃ箱のような街、アキバには、
これもまたイギリスではぜったいに見られない(というかありえない)
日本ならではの文化と光景が広がっていました。

そんなわけで日本を十分に満喫して、ロンドンに戻ってきたのでありました。

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2006年5月 3日 (水)

コレットが引退!

先週の水曜日、4月26日をもって、
ペットセンスの創立者であり、ロンドンで大活躍したドッグトレーナーの
コレット・ケースがトレーナー界を引退しました。
・・といっても、彼女はまだ若い・・
なぜ、引退したかというと・・・・・

祝!結婚!
なのです。そう、彼女は今週末の5月6日に何と晴れてゴールインするのです。
そして、その後は結婚相手と共に、
カリブ海に面した小さな国、ベリーズに移住するのであります。
おめでとう!コレット!

この話を半年ぐらい前に聞かされたときは、さすがにビックリしました。
だって、毎週水曜日のパピークラスは、大人気でいつも定員いっぱいでしたし、
普段だって、個人レッスンに問題行動のカウンセリングと、
引っ張りだこの売れっ子トレーナーだったのですから・・
でも、そこはさすがプロです。
引き際はきっぱりとしていました。

それに、引退といっても今後いっさい
ドッグトレーニングをしないというわけではないのです。
ときどきイギリスに来てレクチャーをしたりするということですから、
南の島で充電して、さらにパワーアップして帰ってくるということもありうるわけです。

私も彼女からすごいたくさんのことを学んできました。
彼女はとにかく犬が大好き。
犬にかける情熱は人一倍でした。
あまりに情熱的過ぎて、ついつい飼い主に対して、
押しが強くなってしまうことがあったり、
私たちアシスタントに厳しくしてしまったりということもありましたが、
でもそれは犬のことを考えればこそということは、
本当に犬が好きな私たちや飼い主さんたちには伝わっていました。
ぜひとも、また戻ってきて、
いろんなことを教えてもらいたいものです。

さて、では、ペットセンスのパピークラスはなくなってしまうのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。

実は新しいトレーナーさんがやってくるのです。
最初は私たちアシスタントがやっていくという話もあったのですが、
やはり熟練したトレーナーが必要とのことで、
同じロンドンで長年ドッグトレーニングに携わっている、
スゥー・エバンスという女性が新しいヘッドになります。
彼女は英国ケンネルクラブからの信頼も厚く、
現在はケンネルクラブ公認のトレーナー養成にも関わっています。
こんなベテラントレーナーがやってくるなんて、私もすごくワクワクしています。
そして、私もケンネルクラブ公認トレーナーの資格を得るべく、
彼女の指導のもと、今まで以上に頑張ろうと思っています。
きっと、もっともっと知識と技術を深めることができるだろうなと、
期待しています。

写真は ちょっと暗いですが、ペットセンスのスタッフの記念写真です。
左から2番目がコレット、4番目が新しいトレーナーのスゥーです。

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2006年5月25日 (木)

新しくなったパピークラス

ペットセンスのコレットが引退し、約1ヶ月が過ぎようとしています。
彼女の結婚披露パーティーに参加しましたが、それはそれはたくさんのゲストたちで盛り上がりました。彼女の住んでいたイーストロンドンの地元パブで開かれたパーティー。
ディスコあり、DJあり、そしてなんとカラオケありと、盛りだくさんでした。
そしてコレットは本当に幸せいっぱいの表情でした。
そんなわけで、彼女はイギリスを去り、今頃は常夏のベリーズで毎日のんびり暮らしているのでしょう。

コレットの後を引き継ぐ形で新しい代表になったスゥーのパピークラスが始まって、はや3週間。
クラスの名前も「ペットセンス・パピー・エデュケーション」とちょっとだけ変わりました。
このエデュケーション=教育は、子犬だけでなく飼い主の教育という意味もあります。
最初の2週間は交代したばかりということもあり、子犬の数も2頭、3頭と少なかったのですが、
徐々に新しいインストラクターの評判を聞きつけて、子犬たちが集まり始めました。
今日は全部で9頭の子犬たちがやってきました。
基本はコレットの時と一緒で、ケンネルクラブのパピースキームにそった形でレッスンが進められます。

スゥーはコレットよりも少し年上とあって、とても落ち着いています。
元気でエネルギッシュなコレットのレッスンとは対照的に、
スゥーはおだやかに、でもしっかりとした口調でレッスンを進めていきます。
彼女のレッスンの最大の特徴は、トレーニングだけでなく、子犬をリラックスさせることも重視することです。
先週、初参加したチョコラブちゃんは、最初にホールに入っていた時はとにかく興奮して、
他の子犬たちや人間にワンワン吠えまくっていました。
でも最初のレッスンで、リラクゼーション法を教えると、その日の後半はずーっと眠っていました。
そして今日も、ホールに入ってきた途端は喜んで興奮したものの、
レッスンが始まったら熟睡モード。
他人や他の子犬たちが近くによってきても来ても知らんぷり、身動きもせず眠っていました。

子犬は赤ちゃんと一緒ですから、たくさん寝なくてはいけません。
でも、飼い主さんは新しく来た子犬と一緒に遊びたくて、ついつい起こしてしまいがち。
しかも、ロンドンは都会なので、騒音や人ごみなど様々な刺激の中で生活しなければいけません。飼い主さんの家には、子犬を飼ったと聞きつけて、ひと目見ようといろんなお客さんも来るでしょう。公園に行けば、たくさんの犬たちに会います。せっかくだから公園で犬友をいっぱいつくって、
一緒に遊ばせてあげたいというのが飼い主の気持ちでしょう。
でも、そうやっているうちに子犬たちは知らず知らずのうちに、疲れてしまいます。
あまり興奮しすぎると目が冴えてしまい、
眠りたいけど眠れなくなり、どんどん寝不足になってしまうのです。
寝不足になると、どうなるか・・・?それは皆さんも経験があるのでは?
イライラして疲れやすく、しまいにはなんだか具合も悪くなってきますよね。

そんなわけで、子犬に毎日十分な睡眠をとらせること、そしてリラックスすることを教えることは、
実はすごく大切なことなんです。
このチョコラブちゃんのように、パピークラスのレッスン中にぐっすり眠れるのは、とってもいいこと。知らない人や他の子犬のいるところで、マイペースでいられれば、多少の刺激ではびくともしなくなります。そして不安になったり、神経質にならなくてすむのです。
元気に遊び、ちょっとお勉強(トレーニング)して頭を使い、そしてよく眠る!
寝る子は育つのです!ほんと、子供と一緒ですね・・・。

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2006年6月19日 (月)

最近のイギリスペット事情

イギリスは連日ワールドカップの話題で盛り上がっていますが、日本はいかがですか?
いやー日本代表、勝てませんねぇ~。昨日もがっかりでしたね。
ここイングランドはサッカー熱がすごいのは皆さんもご存知かと思いますが、
イングランド戦の日は、それがたとえ昼間であろうと、テレビに釘付けになる人で街中が静まり返ります。仕事はそっちのけでサッカー観戦をする人もざらです。
私はサッカーにはほとんど興味がなかったのですが、
そんな中で長く暮らしているからか、今回は日本代表をすごく応援しています。
でも・・・なんだか選手たち、元気がないというか、なんというか・・・
月並みな言い方ですが、次回ブラジル戦は気合で頑張って欲しいものです。

さて、サッカーの話題はさておき、
昨日のサンデータイムス紙には、ちょっと気になる記事が載っていたので紹介します。
最近行われた調査によると、イギリスにおける犬猫の問題行動の数は、
年々増えてきているのだそうです。
イギリスといえば犬のトレーニングの本場ですし、猫はさておき、
犬はみんなおりこうさんと思っていらっしゃる方も多いのでは?
でもここ1~2年、実際私も、いろんな飼い主さんや犬を見ていますが、
私の理想とするイギリス式ペットの飼い方からかけ離れてしまっている人たちを
見かけることが増えてきているように感じているのは確かです。

原因は、やはり甘やかされてしつけができていない犬や猫が増えているから、
と新聞にも書かれています。
子供の代わりのようにペットを飼い始め、コンパニオン(一緒に互いに尊重しあいながら暮らす仲間)という概念ではなく、
ぬいぐるみ感覚で、とにかく可愛がりたい気持ちだけで飼っている人が、
動物たちの本来の能力を無視し、彼らの必要としている環境や生活習慣を用意せず、
また人間と共存するためのマナーを教えないまま飼ってしまうことが
大きな原因だということです。

う~ん・・・
これは私が日本から来たばかりのころ、お行儀のよいイギリスの犬と
私が日本で見た犬を比べた時に、日本の犬と飼い主に対して感じたことです。
・・ということは、日本もイギリスもだんだんペットを取り巻く状況は似てきたということ?
いえいえ、それどころか、日本は最近しつけに関する意識が高まってきていて、
たくさんの人々の努力でお行儀のよい犬たちが増えていると聞いていますから、
もしかしたら、状況は逆転してしまっているのかも・・・?!

「動物を愛すること」の本当の意味を知っている、
思慮深いイギリス人がこれからも大多数を占め、
イギリスが動物愛護・世界一の国であり続けることをを心から願っています。

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2006年7月12日 (水)

ちょっと気になるテレビ番組

いつの間にか7月も半ば近くになっちゃいました。
この1ヶ月はなんだかいろいろと忙しくて、日記がUPできなくでごめんなさい。

さて、今日はイギリスではなく日本のテレビ番組のお話。
私は日本の実家に頼んで、テレビ番組を録画して送ってもらって見ているのですが、
先日見たペット番組の中で、ちょっとというかかなり気になるシーンがありました。
この番組は日本でも大人気のペット番組で、私もうちの息子も見るのをすごく楽しみにしているのですが、
今回の特集は番組の人気犬の子供が、プロ野球の試合会場でボールを運ぶというもの。ところがこの犬は以前ボール運びをした時に、球場の大歓声と
その時に上げられた花火に驚いてしまい、
それ以来うまくボールが運べなくなってしまったのだそうです。
ビデオを何度か見てみましたが、会場での犬はすごく不安そうな様子。
マウンドから何とか逃げ出そうとする姿、仕事が終わってからのしぐさなどを見ると、
花火や大きな音の恐怖症に近い状態のようです。
子犬の時に花火の音や大歓声に慣らさなかったのかな?という疑問が、
まず頭の中をよぎりました。
そして、ビデオではこの犬の様子の一部しか見られませんでしたが、
恐怖症の具合によっては、これから先、同じような状況に連れて行けば行くほど、
症状が悪くなってしまう可能性もあります。
トレーナーさんもきっとこのことには気がついていて、
いろいろと対策は考えているのだろうと思います。
私としては野球犬としての仕事も大事だけれど、まだ若いこの犬のこと、
先が長い将来のことを考えて、
無理に仕事を続けさせるのではなく、
焦らずに恐怖心を克服するための訓練を、
じっくりと時間をかけて
してもらえたらなと、思ったのでありました。

日本はこれから花火や雷のシーズンですね。
同じように大きな音に恐怖を示す犬は多いのではないかと思います。
中にはパニックを起こす犬もいるかもしれません。
それなりの対処法がありますから、獣医さんにまずは相談してみることを
おすすめします。

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2006年7月26日 (水)

今年の夏は暑い!

いやぁー暑い。ここはイギリスなのか?!と

自分が今いる場所を疑いたくなるほど暑い毎日が続いています。

南の国に暮らしているかのようです。

インド人を見るとインドにいるような気になり、

ラスタな人を見るとカリブ海に暮らしているような幻覚に襲われます。

ホントに今年の夏はどうしたんでしょう?

さて、最近日記のUPが滞っています・・・

・・というのも、7月に入ってから

英語の夏期集中コースに通い始めたからなのです。

英語のコースをきちんとした形で受けるのは、

イギリスに来た1998年以来、実に6年ぶりのことです。

なぜ今になって英語を習っているかというと、

9月から大学院に行くことになり、