今、私が取り組んでいること
私が今メインで取り組んでいる主要テーマは、
獣医療と動物行動心理学、トレーニングの融合です。
堅苦しい表現になってしまいましたが、具体的にいえば、
「心と体はどのように関係しているのか?
それが動物の健康や病気にどういう影響があるのか?」
ということを、実際の毎日の動物病院での診療をもとに、
研究していこうというものです。
これは、決して新しいテーマではありません。
特に東洋医学の分野では、
遠い遠い昔から、心と体をひとつのものとしてとらえ、
総合的に治療していく方法がとられているのは、
日本人の皆さんなら、なんとなくわかるのではないでしょうか?
ところが、かたや西洋医学では
心と体はまったく別のものとして取り扱われてきました。
つまり、病気とは体の異常であり、心とはなんら関係はないと思われてきたのです。
また、心の病気は精神疾患というカテゴリーで扱われ、
体の疾患とは切り離されて考えられています。
近年になってから、ストレスという言葉が使われ始め、
ストレスと病気の関係などの研究も進められるようになって来ました。
つまり、一時は西洋医学と東洋医学は全く違う考え方をしていたのですが、
ここに来て再びお互いの存在を認め合うようになってきたということです。
それでもまだ、イギリスの現代医学では、
心の存在を念頭に置いた治療は補完的治療と捉えられていて、
治療の中でも補助的なものと認識されています。
そんなわけで、こういった診療をまがいものじみたものに思ってしまう人も中に入るわけです。
・・・と、以上は人間の医学での話。
さらにこれが動物医療にあてはめるとなると、
これがますます「まゆつば的」なものに感じられてしまうのは、
仕方がないことかもしれません。
なぜなら、人間である私たちが、
犬や猫たちがストレスを感じるということが、
果たして本当にあるのか?また何がストレスになるのか?ということを、
本当に理解することは、できないわけですから・・・。
犬や猫は動物病院で、「私もいろいろストレスを抱えていてねぇ~。」
と人間に言葉で伝えることができませんからね。
そうだからこそ、私の興味は尽きないわけで、
獣医学、動物行動学、心理学、トレーニング理論などと、
実際の臨床症例を合わせて、
さまざまな角度からこのテーマに取り組んでいるというわけなのです。
そして、一度はまったら、その奥が深いことといったら・・・!
というわけで、私のささやかな取り組みを、
こちらのブログで少しずつ紹介していっていますので、
お時間があるときにでも、是非1度いらしてみてください。


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