イギリスの動物病院
イギリスにおける動物病院は、大きく2つに分かれます。
ひとつは、RSPCAやPDSA、BLUE CROSSといったチャリティー団体が運営している病院。
所得の低い家庭の人が、通常無料で診察を受けられます。
働いている人のお給料や、運営にかかる資金は、
人々の寄付・募金や、専属のチャリティーショップの売上金から支払われます。
イギリスに住んでいらっしゃるみなさんは、街でPDSAのお店を見かけたことがあるのではないでしょうか?
ここで、買い物をしたり、不要品を寄付したり、お金を寄付したりすれば、
それだけで病気や怪我をしたかわいそうな犬や猫たちを、助けることができるのです。
もうひとつは、日本でもおなじみの、一般の開業動物病院。
プライベート動物病院と呼ばれ、診療費がかかります。
かなり高いところもあるようですが、イギリスにはたくさんのペット保険があるので、
ほとんどの診療費は、保険でカバーされ、飼い主にはそれほど負担がかかりません。
個人開業のところもありますが、グループを作っているところもあります。
大きなグループですと、分院が10以上あるところもあります。
私がボランティアをしているMEDIVETは、グループ病院の中でもとても大きなもので、
ロンドン近郊にたくさんの分院を持っています。
レントゲン、手術室、血液検査などの一般検査施設、歯科治療用の設備は、
各分院にあります。
その他、本院では、超音波診断施設、内視鏡診断施設、心電図、隔離入院室、ハイドロセラピー(水中療法)施設、
そして、なんとMRIによる診断も行われます。
これらを選択して診断、治療するため、ほとんど人間の総合病院並みの診療が受けられます。
私が勤めているのは、北ロンドンの高級住宅地、ハムステッド近くの分院のひとつです。
これはまた後で詳しく紹介します。
もうひとつ、イギリスの動物医療の大きな特徴は、専門医紹介制度があることです。
もし、一般の病院で検査をしても原因がよくわからない場合、専門医の診察を受けることもできます。
皮膚科、整形外科、眼科、歯科、内科、内分泌科、呼吸器科、脳神経科・・・・・・・・
そして、私がこちらで勉強して、資格をとった、心療内科もあります。
これも、人間並みですね。


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